Double circle

心が痛いほど大好きと気づいたあの夏の日からの密かな記録。地元も同じで見た目の雰囲気も似てて共通点もたくさんあるその人はずっとずっと特別な人。少人数派の恋愛でも大きい壁があったとしてもそんな特別な人と家族になりたい。
心が痛いほど大好きと気づいた
あの夏の日からの密かな記録。

地元も同じで
見た目の雰囲気も似てて
共通点もたくさんあるその人は
ずっとずっと特別な人。

少人数派の恋愛でも
大きい壁があったとしても
そんな特別な人と家族になりたい。
こんなにも温かい電子文字

こんなにも温かい電子文字

バタバタと慌ただしく家のことをしながら
ふと何かの着信に気づいた時、

大好きな人からの連絡にだけ
心が跳ね上がるような気持ちになる。


家族の前では平然と家事の続きをする。
少しでも気を抜いたら
激しい叱責が待ってるから。

特に、家族が体調面に不安を
抱え始めた後は全面的に自分が
家事をすることになってる。


とにかく、ある程度進展して
もっと絆が固いものになるまでは
たとえ何気ないやりとりでも
決して知られてはいけない、

そんな重大な秘密を抱えるように
その時やってることを一段落させた後
隠れるようにそのメッセージを読む。



こうして連絡を取り合おうと
初めに言ってくれたのは相手からで、

それがまず自分にとっては
本当にこういう日が来たのかと
夢みたいに思えるほど嬉しかった。


それまでにもそういう話に
なったことはあったけど、

その時はまだもし自分が
前のめりに連絡を取り合いたそうにすると
大好きな人の性格上引かれるかなと
思ったから気持ちを抑えて
「いきなりそんなふうに (大好きな人の)
生活の中に入り込むようなことは
しないから大丈夫(^^)」って

本当はその時すぐにでも連絡を
取り合えるようになりたかったけど、
“ENAと連絡取り合ってもいいなと
思ってくれてからでもいいよ”という
流れでその話はその時は終わってた。


その後も、自分はなかなか自由に
個人的に家を空けるのが難しい状況が
続いてるし、大好きな人と一気に
仲良くなれるような機会もなく、

その話自体もう忘れられてるかもな、
人と関わるのがあんまり好きではない
大好きな人にとっては、誰かと新たに
連絡を取るというのは自分が思う以上に
億劫なことかもしれないもんなと
自分からはその話やその関連の話は
しないように気をつけてた。


それが、ひょんなことから
もしかしたらすごく勇気を
出してくれたのかなと思う一言で
連絡を取り合えるようになって、

それは自分にとっては奇跡みたいにさえ
思えるほどのことで。


だから、その日のことは
ずっと忘れたらいけないと思う、
初心を忘れて「もっとこうならいいのに」
なんて思わないようにしようと思う。


自分は人と話すの自体は得意で好き。

でも、生活上自分の時間がとても
限られてるのもあって、長いメッセージを
例えば一日に何回もやりとりするような
余裕はなかなかなくて。


話すのが好きとか社交的とか
人見知りとか内向的とか
そういう性格的な特徴の話だけではなくて
ゆっくり話せる気分ではないとか
状況上長々とは返事を返せないとか
色んな事情が人それぞれにあると思う。


自分は常に家族の顔色をうかがいながら
育ってきたせいか、本来ならそこまで
考える必要がない部分までいちいち
気を回しすぎてしまうところがあって

それはこれまでそうしないと
生きてこれなかったからやむを得ない
とは無理やり納得しながらも、

普段からどっちかと言うと無口な
大好きな人にとっては
「ありがとう!」とか「分かった!」
みたいな一言でも自分が思う以上に

一生懸命文字を打ってくれてて
楽しく会話してくれてるのか、それとも
「こいつよく喋ってうざい」と思いながら
会話を続けてくれてるのか
どっちなのかなぁと思う時がある。

(もちろん文字数は控えめに心がけてる)


言葉数は少ないけど、人にゴマすったり
適当にペラペラ言ってるんではない、
泣きそうになるほど嬉しい一言を
突然くれたりもするけど。


今はもう、大好きな人とやりとりする、
ということが日常になってるけど、

かつてはそんなことは無理なのかもと
すごく悩んだ過去があったのを
今の自分も忘れたらいけないし、

そうやって諦めかけたことが
今は毎日の一部としてここにある、

遠く離れて暮らしてても
連絡を取ろうと思えばすぐに
その言葉を届けられる手段がある、

そのことを決して当然なんて
思わずにいつも感謝していたい。

連絡を取れないことでのこれまでの
葛藤や悩みを忘れないように。


大好きな人からの一言一言に
心臓が止まりそうにドキドキして
感動して元気をもらえてまた頑張れる。

電子文字にもこんなにも温もりが
あるということを初めて知った日を
いつも心に大切に置いておこうと思う。

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