大好きな人をまだ知る前と
知ってからの毎日は
自分の人生という意味では
線上で繋がってるはずが、
感覚としては全然別物というか
それ以前とそれ以後では
色んな意味で変わったなと思う。
何か一つの出来事があった時に
思うことや感じることも
あの夏を境に変わった気がするし、
大好きな人と出会う前の自分は
今から考えたら今よりも
「こうでないといけない」
「これが正解で、それは自分にとって
常識から外れるから許されない」
というような枠が狭かった気がする。
そんなこと言いながら今でも
心のどこかで自分の中で勝手に
決められた常識や正解があって、
それから外れてることに関しては
やっぱり抵抗があるのかなと
思うこともよくあるけど。
物心ついた時からいつでも
複雑な家庭環境の中で
いかに自分を押し殺して振る舞うか
いかに安全に生き延びるか
ということに全集中してたから、
思い出したところでそんなに
楽しかったりキラキラしたような
毎日ではなかったけど、
あの夏以前の自分を
もううまく思い出せなくなってきた。
いつもいつでも気づけば
大好きな人を想ってる。
適度に思うだけならきっと
楽しいだけで過ごせるのに
いちいち真剣に一途になってしまうから
今日もこんなにも切なくて苦しい。
コメントを書く...
Comments