心の家族 | Double circle

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心が痛いほど大好きと気づいたあの夏の日からの密かな記録。地元も同じで見た目の雰囲気も似てて共通点もたくさんあるその人はたとえ気持ちを伝えられなくてもずっとずっと特別。
心が痛いほど大好きと気づいた
あの夏の日からの密かな記録。

地元も同じで
見た目の雰囲気も似てて
共通点もたくさんあるその人は
たとえ気持ちを伝えられなくても
ずっとずっと特別。
心の家族

心の家族

自分は家庭の温かさというものが
あんまり分からない。


生まれた時から親はいたけど、
いつも親のDVや
教育虐待を含む虐待に悩まされて
親の望み通りの子どもにならないと
生活していけないから
自分を押し殺してただその日を
うまくやり過ごすことに必死で、

家ならではの安心感や
家族ならではの温もりというのは
大人になった今も

すごく憧れながらも
経験してないからあくまでも
想像の世界でしかない。


大好きな人が自分のために
何かをしてくれる時の笑顔を見てて
「何か家族みたい」とふと思った。


大好きな人が名前を呼んでくれる時
そこに打算や計算や
「こいつを思い通りにしよう」
という主従関係はどこにもないし、

大好きな人が書いてくれた字は
びっくりするほど優しくて
そんなに長々と文章を
書いてるわけではないのに
その字を見ただけで愛を感じる。

その愛がどういう愛なのかは
自分には分からないにしても、
自分のために心を込めて
してくれた行動というのは分かる。


自分を平気で傷つけて
機嫌で振り回して
理不尽に苦痛を強要してきた親は
自分がどんなに苦しもうが
むしろ面白いと思うような人間で、
家族ではなく知人と思って
ここまで我慢してきた。


大好きな人は地元は同じでも
血縁関係や戸籍上の親類関係が
あるわけではないけど、

大好きな人と関わってる時
繋がってるなと感じる時
まるで温かい家族の中にいる自分が
リビングで団欒してるような
温かく優しい温もりを感じる。


そういう空気は知らないはずなのに
大好きな人を昔からずっと知ってて
同じリビングで一緒に遊んだり
じゃれ合ったり笑い合ったり
時には真面目な話もしたり、

そういう空間に一緒にいるかのような
そんな気持ちになるのが不思議。


じゃあ胸を張って
そんなふうに家族になれたらと
夢を描けるような状況の恋愛なら
それに向けて頑張ろうと思えたのかな。


告白するのも難しい、
仮に告白されても
将来のことを考えたら
自分はただ喜んで相手の気持ちを
受け取るなんて許されないと思う。


そんな切ない恋愛をしてるのに
その相手から家族みたいな温もりを
教えてもらうなんて
何とも言えない気持ちになるけど。


大好きな人はきっと
温かい家庭で育った人。

だからあんなふうに
優しく言葉を紡げて
優しい顔で笑える。

自分とは共通点も多いけど、
穏やかな家庭で育った人には
そういう家庭で育った人にしかない
安定感があるような気がして、

それは自分がどんなに努力しても
きっと一生どうにもできないこと

と思うと、とても引け目を感じる。



写真を見ただけで、心に温かい空気が
流れてきて自分が抱きしめられるような
そんな気持ちになれる。

誰にも言えないけど、
大好きな人は心の家族。

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