名前という特別な響き | Double circle

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心が痛いほど大好きと気づいたあの夏の日からの密かな記録。地元も同じで見た目の雰囲気も似てて共通点もたくさんあるその人はたとえ気持ちを伝えられなくてもずっとずっと特別。
心が痛いほど大好きと気づいた
あの夏の日からの密かな記録。

地元も同じで
見た目の雰囲気も似てて
共通点もたくさんあるその人は
たとえ気持ちを伝えられなくても
ずっとずっと特別。
名前という特別な響き

名前という特別な響き

複雑な家庭に育ったけど、
自分の名前は好き。

でも、そんな名前をより
好きになった瞬間は
大好きな人が初めて
自分の名前を呼んでくれた時。


すごく恥ずかしがりで
そうそう簡単に異性の名前なんて
呼ぶような人ではないから、

本当に貴重なものに思えて
涙が出るほど大感動した。


自分の「大好き」が
どういう意味での「大好き」か
大好きな人がどれだけ
分かってるかは分からない。


許されるならもっとちゃんと
気持ちを伝えたいけど、
今の自分は
というか自分はもしかしたらずっと
いかにも何かのついでのように
「頑張ってる姿が本当に大好き」
という言い方しかできなくて、

悔しいけどそれが精一杯で、

そのくせ一つ目標が叶ったら
次はこうしたいとかこうなりたいとか
その先を願ってしまう自分もいて、

人を大好きになることは
こんなにも素晴らしいことのはずが
いつも心を痛めてしまってる。


ポーカーフェイスで生きながら
大好きな人がしてくれたことに
心の中ではニヤニヤしてしまう。

誰もいない一人の空間に
入るやいなや大好きな人が
書いてくれた手書きの文字の
自分の名前を繰り返し見ては
また頑張ろうと励まされる。

自分の毎日は大好きな人で
かろうじて色付けされてる。


大好きな人の声は前から知ってた。

でも、名前を呼んでくれる声は
あまりにも新鮮で
まるで初めて聴く種類の声な気がした。


自分がこんな気持ちになれることに
自分でもびっくりしてる。

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